最終コーナー日銀総裁人事 岩田なら株価1万3200円 武藤だと株価9100円

最終コーナー日銀総裁人事 岩田なら株価1万3200円 武藤だと株価9100円
【政治・経済】
日刊ゲンダイ2013年2月21日 掲載


大本命・岩田規だったら…

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 日銀総裁は誰に決まるのか。マーケットの関心は、その一点に集中している。20日も元財務次官の武藤敏郎氏が候補から外れたという一部報道で、ドル円相場が乱高下した。
「武藤氏は金融緩和に消極的とみられています。彼の目がなくなったことで、為替は1ドル=93円後半まで円安が進みました。ところが、その後、市場は『本当にそうか』と疑心暗鬼に陥り、今度はまたたく間に円高へと振れたのです」(市場関係者)

 先週後半には、外資系の通信社が「武藤氏を中心に絞り込む」と伝え、途端に為替は円高に向かった。有力候補の名前が浮上しては消え、また浮上する。そのたびに相場は一喜一憂だ。

 第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏が言う。
「さまざまな報道を受け、為替相場は条件反射のように上げ下げしています。その影響で株価も大きく変動する。しばらくは総裁人事に左右される相場になるでしょう」

 安倍首相は米国から帰国する今月24日以降に日銀総裁人事案を国会に提出する見通しだ。

 主な候補は6人。誰を指名するかによって、今後のマーケットは大きく変わる。

「金融緩和に最も前向きな岩田一政氏(経済企画庁出身)が総裁候補となれば、為替は一気に円安に向かうでしょう。麻生財務相が、岩田氏の提唱する外債購入に否定的な発言をしたことが引っかかりますが、金融緩和の手段はいくらでもあります。もし武藤氏だったら、円高に向かう可能性が高いといえます」(熊野英生氏)

 専門家の見方を総合すると、岩田一政氏と武藤氏が両極にある。岩田一政氏で、1ドル=100~105円。株価は1万3000円超えが予想される。一方、武藤氏だと、1ドル=85~86円、株価は9100円もあり得るという。その間に、岩田規久男・学習院大学教授、竹中平蔵・慶応大学教授、伊藤隆敏・東大教授、黒田東彦・アジア開発銀行総裁がいる。

「マーケットは、岩田規久男氏の就任の可能性が最も高いとみています。『安倍首相―浜田宏一氏(米エール大名誉教授、内閣参与)―岩田規久男氏』という金融緩和路線の強力ラインがあるからです。岩田一政氏と同程度の円安・株高期待を持てます」(経済ジャーナリストの杉村富生氏)

 次期総裁は、安倍首相の腹ひとつだが、マーケットの期待を裏切るとアベノミクスは崩壊へと向かいかねない。

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