【戦略的 グローバル投資】 「エイチアンドエフ」に注目!最高益更新確実

「エイチアンドエフ」に注目!最高益更新確実
ZAKZAK2013.03.26

連載:戦略的 グローバル投資


. 7年間にわたった当連載も今週が最終回です。

 株式相場は生き物で、その時々によって全く別世界を映し出す。連載開始当初は空前の上昇相場で、書店の店頭にはデイトレード指南書などが並んだ。

 しかし、2008年頃、息が詰まるほどの下落相場が長期間続き、注目すべき銘柄も浮かばない時期もあった。それが今や再び大相場へと流れが変わった。ニューヨークダウと日経平均は、上がり続けている。

 相場の上昇は景気のいい話だが、業績・財務のいい銘柄に関し、ほとんどがアベノミクスで数倍以上も上がってしまった。だから、割安な好ファンダメンタルズ銘柄を探すのも少々苦労する。

 そこで、今回は地味ながら最高益更新確実なジャスダック上場の中型株『エイチアンドエフ』(6163)を見てみたい。社名の由来は日立造船(H)のプレス部門と福井機械(F)が統合したことによる。現在も日立造船が過半を超える大株主で、プレス機械の総合メーカー。

 これまでに欧米、中国、アジアの新興諸国に約1000台のプレス機械などを販売してきた実績ある会社だ。

 業績の成長トレンドは長く続いている。3カ月ごとの売上高は、2010年第3四半期を底に、連続的な上昇傾向が見られる。通期ベースで見ると、13年3月期の売り上げ・利益額とも08年につけた過去最高を大幅に上回る見込み(会社発表予想)。

 同社の製品は主に自動車工場で使われる。今期最高益の背景には、自動車生産地帯であるタイの洪水からの復興需要が大きかったことも一因。その反動から、来期については成長鈍化するとの見方もある。

 ただ3カ月ごとの業績推移を見ると、昨年4~6月期に飛び抜けて売り上げと利益が増えており、タイの復興需要が一気に来たかっこう。この3カ月は特別として、それ以降も比較的高い水準での売り上げが続いており、長期的な業績好転の流れにある。

 米国では自動車産業が復調しており、新興国の車社会化もこれからが本番。円安を味方に同社の成長トレンドも続くと期待できる。仮にそうなら、現在同社株のPER(株価収益率)7倍台、配当利回り2%半ばは、成長株として今の相場では相対的に割安。

 今期の配当額は2倍に増配され、過去最高となった。配当の原資である利益が厚いためだ。先の株価倍率指標は、それぞれ利益や配当が厚いわりに、株価が割安であることを示す数字だ。
(株式アナリスト・松井宗則)=おわり

推奨銘柄
エイチアンドエフ(6163)

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