【アベノミクス半年間の泣き笑い一番儲けたのはだれだ!?】 値上がり率トップは6倍になったあの不動産株

【アベノミクス半年間の泣き笑い一番儲けたのはだれだ!?】
値上がり率トップは6倍になったあの不動産株

【政治・経済】
日刊ゲンダイ2013年5月2日 掲載
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http://gendai.net/articles/view/syakai/142226

 野田前首相が衆院解散を表明した昨年11月14日から株価は上がりつづけ、アベノミクスによって2倍、3倍となった銘柄も多い。

 その中で堂々、東証1部の中で値上がり率トップに輝いたのは、不動産ファンドの「ケネディクス」だった。1万2340円から7万8000円へと6.3倍にハネ上がった。

 2位の「東京機械製作所」は、新聞輪転機メーカーと地味な業種ながら6.1倍と奮闘。3位のアルミ建材大手の「三協立山」は5.1倍に伸びている。

 ケネディクスの担当者は淡々とこう言う。
「オフィスの過剰供給が一段落したこともあって、評価されたと判断してます」

 株式評論家の杉村富生氏に解説してもらった。
「上位10銘柄はアベノミクスの影響で値上がりしたとみていいでしょう。不動産関連のケネディクスは、大手ファンドが大量に同社株を取得していることも大きい。東京機械は、武蔵小杉に約1万5000平方メートルの広大な土地を所有し、1株当たり600円ほどの含み益があります。新日本科学はiPS細胞を中心としたバイオの有望株。バイオ分野は安倍政権がバックアップしているので、まだまだ上がる余地があります」

<なぜ?下落率上位に好業績企業が並ぶ意外>

 アベノミクスによって平均株価は60%も値上がりしているのに、なかには下落している銘柄も。

 下落率1位の「TOPIXベア上場投信」と、2位の「iPath VIX短期先物指数連動受益証券」は、企業ではなく、株価指数に連動する投資信託である。

 投資家に嫌われた企業は、意外なところだった。

 25%も下落した「タツタ電線」は、iPhoneをはじめとするスマホ向けの材料を扱う優良企業である。13年3月期決算も22期ぶりの過去最高益を更新する見通しだ。

「富士紡ホールディングス」も、繊維事業から研磨材、化学工業品事業まで進出している名門企業。13年3月期の連結営業利益も、前期のほぼ2倍の70億円前後になると見込まれている。

 両社とも「相場は人気投票のようなもの。株価の下落はとくに気に留めていません」(タツタ電線総務部)と受け流している。

 なぜ、業績が好調なのに下落してしまったのか。
「投資家が他の割安株に流れ、投資資金を得るために、これまで保有していた銘柄を売ったのが原因でしょう」(株式評論家)

 値下がり率で5、6位となった「エイチーム」「グリー」はともに携帯ゲームなどを扱う会社。コンテンツ開発や、運営システムをめぐる先行きの不透明感から敬遠されたらしい。

 エンジニアリングの「千代田化工建設」は、業務を受注していた豪州のLNGプロジェクトの見直しが影響したようだ。

↓下落株↓
◇順位/企業名/12年11月14日解散表明/4月12日/騰落率(%)
◆1/TPX-1倍/1万1150円/6780円/-39.2
◆2/IVIX短/446円/305円/-31.6
◆3/タツタ電線/766円/569円/-25.7
◆4/富士紡HD/341円/270円/-20.8
◆5/エイチーム/3235円/2639円/-18.4
◆6/グリー/1425円/1180円/-17.2
◆7/千代建/1173円/974円/-17.0
◆8/FUJIMI/1657円/1379円/-16.8
◆9/EMシステム/2035円/1706円/-16.2
◆10/メガチップス/1760円/1485円/-15.6

↑上昇株↑
◇順位/企業名/12年11月14日解散表明/4月12日/騰落率(%)
◆1/ケネディクス/1万2340円/7万8000円/532.1
◆2/東京機械製作所/36円/223円/519.4
◆3/三協立山/415円/2142円/416.1
◆4/光世証券/73円/349円/378.1
◆5/新日本科学/315円/1430円/354.0
◆6/水戸証券/136円/565円/315.4
◆7/トーセイ/3万1750円/12万7900円/302.8
◆8/ランド/7円/28円/300.0
◆9/FPG/1002円/3990円/298.2
◆10/サンフロンティア不動産/3万4550円/13万5200円/291.3


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