【日刊闇株新聞】 杉下右京と半沢直樹 (2013年08月12日)

杉下右京と半沢直樹
日刊闇株新聞2013年08月12日


杉下右京と半沢直樹

 お盆休み中だからといって手抜きをしたわけではないのですが、本誌のお気に入りのテレビドラマについて書きます。

 その理由は、前者が警察組織、後者が銀行組織という、普段はあまり窺い知ることができない組織の「実態」が、かなり正確に描かれていると思うからです。

 窓際の杉下警部が「埋もれていた事件」や「組織的に隠滅されていた事件」を解決する「相棒」については、わざわざ説明する必要もないのですが、内村刑事部長の「鉄仮面」ぶりと中園参事官の「茶坊主」ぶりは、大変「実態」に近いものかもしれません。

 また毎回出てくるわけではありませんが、警察庁上層部と警視庁上層部の「お互いの勢力争いと保身のためだけの暗闘」も、同じようなものなのでしょう。

 ただ「相棒」の放送が単発的に始まった2000年頃は、主演の水谷豊氏も不遇の時代で、それが演技に「深み」を持たせていました。しかし最近の様々なドラマなどでの活躍ぶりは、逆にその「深み」を失わせてしまっているようにも感じます。

 昨年から相棒が3代目に交代したこととも合わせ、昔の作品の方が印象深いものが多かったと思います。本誌は2代目の「歌って踊れる神戸警部補」がお気に入りでした。

 次に銀行組織の「実態」を余すところなく描いているのが「半沢直樹」です。

 原作者の池井戸潤氏は実際に三菱銀行(当時)に勤務していた経験があり、よくある「見てきたように書く」作家とは違います。

 「部下の成果は上司の実績、上司のミスは部下の責任」という銀行組織の「実態」を余すところなく描いています。

 出演俳優も実力派が揃っており、なかなか見応えがあります。

 しかし大変残念ながら実際にはドラマのような「勧善懲悪」にはなりません。

 「嫌な上司」と「裏切る部下」が、勝ってしまうものなのです。

 現在はドラマの時代設定の「バブル期」より、さらに銀行組織が保守化しており、ますます「半沢直樹のような銀行員」は絶滅種になっています。

 上から下まで浅野支店長や小木曽人事部次長(ドラマでは出向させられたようですが)ばかりの「集団」になってしまっているはずです。

 以上、本誌お気に入りのテレビドラマについてでした。


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