【西村剛の勝負銘柄】 日本航空に妙味あり 高い売上高営業利益率に注目

【西村剛の勝負銘柄】日本航空に妙味あり 高い売上高営業利益率に注目
ZAKZAK2013.10.09

http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20131009/inv1310090728000-n1.htm

 日経平均株価は、米国債務上限の問題で相場の見通しが不透明になったことで一時、1万4000円台を割り込みました。10月は過去の統計データから、株価は下がりやすい傾向があります。

 全上場銘柄を対象に9月末に買い付け、10月末に売却した場合の勝率は約40%となっています。例年10月は、3月決算企業の中間発表を控えて様子見ムードになることや、日本企業の保守的な業績予想に対する失望売りが広がりやすい傾向があります。

 9月の日経平均が大きく上昇しただけに、利益確定売りが出やすいことや例年株価が下がりやすいことを考慮すると、10月は調整するリスクがありそうです。こうした局面では、相場に関係なく、強い上昇トレンドを形成している銘柄の上昇余地を狙う順張り戦略が有効と考えます。

 今回、私が注目したい銘柄は『日本航空』(9201)です。同社は、2010年に経営破綻しましたが、12年9月に異例のスピードで再上場を果たしています。

 私が注目するのは「売上高営業利益率」の高さ。この利益率とは、企業が本業で稼ぎ出す利益についての収益性を判断する指標です。この数値が高いほど、企業の収益性が高いと判断することができます。

 13年期の売上高営業利益率は15・7%。同業他社である全日本空輸の7・0%、スカイマークの5。4%と比較すると、同社の収益力が高いことがわかるでしょう。同社は経営破綻後、全従業員の3分の1にあたる1万6000人のリストラや不採算路線の撤退を行い、コストカットを徹底しました。

 結果、売り上げに占める費用の割合が低くなり、収益力向上につながっています。燃料費の高騰や格安航空会社の台頭など、航空業界の先行きは不安定なものの、同社は高い収益力を武器に好業績期待が持てると判断しました。

 株価は、再上場後強い上昇トレンドを形成しています。理論的には、上場後、どのタイミングで買い付けても利益が出ている計算になります。株価水準は、PER(株価収益率)8・8倍で、全日本空輸の17・1倍と比較すると割安な水準。

 同社は破綻時に大きな損失を計上しており、18年度まで法人税を払う必要がありません。法人税の支払いを考慮した同社のPERは12・7倍で依然、割安な水準です。

 企業価値的には、8000円程度の株価をつけてもおかしくはなく、今後も中長期的に株価上昇し、上場来高値を切り上げていく期待が持てるでしょう。10月の投資戦略を考える上で、同社の株価動向に注目したいと考えます。 (フェアトレード代表取締役)

 ■西村剛(にしむら・つよし) フェアトレード株式会社代表取締役。機関投資家出身で、統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1GPグランドチャンピオン大会で+200・4%、12年の大会で+160・1%のパフォーマンスを叩き出し、連覇達成。証券アナリスト検定会員。

推奨銘柄
日本航空(9201)

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