【西村剛の勝負銘柄】 日本M&Aセンターに期待 過去最高の年間成約件数を記録

【西村剛の勝負銘柄】日本M&Aセンターに期待 過去最高の年間成約件数を記録
ZAKZAK2013.10.02

http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20131002/inv1310020734000-n1.htm

 週明け9月30日の東京株式市場は、円高や米国の財政問題などの影響で、前週末比300円超も大幅続落し、1万4500円割れとなった。外資系証券の寄り付き前注文動向も売り越しとなることが多く、外国人投資家が日本株に弱気な投資スタンスであることが見て取れます。

 弱気で売り越しが継続するなら、10月は日本株が調整する局面を迎える可能性もあります。日本株全体が下落する局面となれば、今まで以上に厳選した銘柄選別をしないと、株価上昇期待が持てないため、力強く上昇期待の持てる年初来高値を更新している銘柄に注目するといいでしょう。

 今回、私が注目した銘柄は『日本M&Aセンター』(2127)です。同社は1991年、全国の公認会計士・税理士が中心となり、共同出資して設立された独立系M&A仲介企業です。同社は、全国の会計事務所が運営する375拠点もある地域M&Aセンターや地方銀行・信用金庫などの金融機関のネットワークを持っています。

 その豊富なネットワークを活用して、全国の優良な中小企業の譲渡案件などを収集し、企業をマッチングして得る成功報酬型の手数料が同社の収益源となっています。日本では1947年から49年に生まれた団塊の世代の経営者が2012年から65歳を迎え、引退を考えている経営者が多くいることから、中小企業の存亡問題が今まで以上に深刻化します。

 このような存亡問題を背景に企業を譲渡したい経営者と、企業を発展させたい経営者を結び付けるM&A案件が多く発生しています。このため、同社の13年3月期のM&A成約件数は207件と過去最高の年間成約件数を記録しています。

 M&A案件は引き続き高水準で発生する見込みのため、同社は「ペア制度」を実行。経験豊富な中堅と若手社員がペアとなり、若手の早期戦略化と中堅のマネジメント能力の開発を推進し、より多くのM&A成約件数を達成するための制度を実施しています。今期以降、ペア制度の効果が得られることで、M&A成約件数の記録更新も夢ではないでしょう。

 株価指標面でみると、PER(株価収益率)34倍と割安とはいえない水準ではあります。ただ、団塊世代の経営者の継承問題が多く発生し過去最高のM&A成約件数の記録更新も視野に入ることから、成長性を評価した投資家の買いが期待できるでしょう。

 株価チャートは、9月25日に上場来高値を更新し、7000円を付けています。現在の株価は上場来高値を狙える水準のため、さらなる上昇を期待した短期資金の流入も期待できます。短期的にも長期的にも投資妙味のある銘柄といえます。 (フェアトレード代表取締役)

 ■西村剛(にしむら・つよし) フェアトレード株式会社代表取締役。機関投資家出身で、統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1GPグランドチャンピオン大会で+200・4%、12年の大会で+160・1%のパフォーマンスを叩き出し、連覇達成。証券アナリスト検定会員。

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