【私の相場観】 シェール革命にのる  小澤俊夫 (株式評論家) (東京新聞2013年11月13日)

【私の相場観】 
シェール革命にのる  小澤俊夫 (株式評論家)

東京新聞2013年11月13日(水)

 米国では、安い新型天然ガスのシェールガスを利用する「シェール革命」が進展している。関連企業は活況を呈し、景気回復の牽引役を果たしている。日本企業もシェール革命に沸く米国に商機を求めて市場に積極的に参入を図り、既に現地工場の建設、ガス関連製品や機器、プラント建設の受注・納入、鉱区権益の取得、ガスの利用に取り組んでいる。参入計画中の企業もあり、関連企業数は数10社に及ぶという。

 業績への寄与については、先行する企業では、2013年度より寄与する見通しだが、大半の企業は受注動向などから推測し、14年度になると予想される。関連企業はシェールガス市場への対応の違いによって、業績寄与度に差が出てくる。

 この点も勘案して、現時点の業績見通しに基づき、本年度・来年度と連続営業増益で、本年度予想の株主資本利益率(ROE)が8%以上という二つの基準を満たす関連企業を選ぶと、日揮(1963)、クリヤマHD(3351)、大陽日酸(4091)、新日鉄住金(5401)、横河電機(6841)、IHI(7013)、などが挙げられる。該当企業の中には、本・来年度の業績への寄与度が比較的高いとみられる企業があり、来年3月末ごろまでに業績見通しでの上方修正が期待される。

 株式市場は、外国投資家の決算に絡む様子見姿勢や、個人投資家の証券優遇税制が終了する年末にかけての利益確定売りなどで、上値の重い相場が今年末まで続くとみている。この相場展開において来春をめどに中期的視点でシェール革命にのる関連企業に注目するのも一策と思う。

シェールガス関連企業
日揮(1963)
クリヤマHD(3351)
大陽日酸(4091)
新日鉄住金(5401)
横河電機(6841)
IHI(7013)

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