【経済の死角】 新春アゲアゲ座談会 2014年、株価2万円超えはすぐそこ3万円超えは?

経済の死角
新春アゲアゲ座談会 2014年、株価2万円超えはすぐそこ3万円超えは?
プロたちの最終結論 熊谷亮(投資顧問代表)×榊原正幸(青山学院大教授)×植木靖男(株式評論家)
現代ビジネス2014年01月07日(火) 週刊現代

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37989

アベノミクスだなんだと世間が騒いだ割には給料が上がらず、恩恵を受けなかったとお嘆きの皆さん。あきらめるのはまだ早すぎます。これを読んで、お年玉と言わずに一儲け、狙っちゃいましょう!

年末年始がチャンス!

榊原 '14年の前半、株式相場は活況を呈すでしょう。'13年と同じで、5月にピークになると見ています。'13年の5月は日経平均株価で1万6000円弱をつけましたが、'14年は1万8500円程度にまで上げていくのではないか。

その根拠は、'07年の第一次安倍政権時代に1万8300円の高値をつけたことがあるからです。株価が上がれば支持率は維持できるので、安倍晋三総理は金融緩和などを駆使して、力ずくでもグイグイと株価を上げていくはずです。

植木 私も同じような見通しですね。'14年、株価が高値をつけるのは5月か6月。日経平均株価は1万8500円から2万円までと見ています。

熊谷 時期については同感ですが、私はもう少し強気ですね。春から夏にかけて、日経平均株価は2万1000円まで上がっていくと考えています。

榊原 2万円はひとつの節目ですね。'00年のITバブルの頃に2万800円がありますから、アベノミクスで今は想定されていないプラス材料が出れば、そこを目指す可能性はあります。

植木 実は今回の株式相場の動きは、小泉政権のときとそっくりなんです。あのときは'05年5月から'06年4月まで上がった。これが第1幕。'06年6月からが第2幕で、上昇相場が'07年7月まで。株価が上がるのはだいたい1年間くらいで、今回も'12年の6月から本格的に上昇をはじめ、日経平均株価は'13年5月に1万6000円に近づいた。それが第1幕です。そして'13年6月から第2幕がスタートしています。

熊谷 投資をするなら、この年末年始がチャンスです。その理由として、株式投資の優遇税制が'13年で終了し、配当や売却益にかかる税率が10%から20%に戻ることが挙げられます。

 税率アップ前の利益確定を目指した売り物が11月下旬からずっと出ていたのですが、それが一巡して新年につながる株価上昇が始まると期待しています。

植木 米国の状況にもよりますよね。このままいけば、2月に米国で再び政府債務上限の問題がクローズアップされます。米国株は上がり続けていて、未曾有の領域に入っている。それだけに米国株が急落しないか恐いところもあります。

 そして米国次第では、来年1~2月に日経平均株価が1000円程度安くなるかもしれない。でも株価が大きく下がったら、安倍政権は全力で金融緩和をするとか、何らかの対策を講じるはず。株価が下がったら支持率も下がってしまいますからね。だから年初に下がっても、5月には高くなるはずです。

榊原 ええ。チャートを分析すると、波乱があったとしても日経平均株価が1万4400円を割ることはないと思います。

熊谷 私も1000円程度の下落幅、大きくても1500円だと見ています。それで「悪材料出尽くし」となって、そこから再び上げていくはずです。

榊原 いったん下がっても、それ以後、安心できる相場が5月までは続くわけですね。下がったところが、まさに「買い時」で、投資のチャンスです。そして日経平均株価が1万8500円ぐらいになったら株を売って、現金にして次の安値を待つのもいい。

高い株がより高くなる

熊谷 市場が過熱してくれば、いったん売却し、利益を確定することが肝要です。次に株価が下がったときに買えばいいわけですから。

植木 可能性としては、'14年後半から'15年にかけて、アベノミクスの光に注目が集まる時期が終わり、影の部分が目立ってくるかもしれませんね。

榊原 同感です。'15年10月には消費税が8%から10%に引き上げられる見通しで、それを見越して'15年1月あたりには株価は下がるはず。

植木 ただ、調整はそれで終わりでしょう。その後、再び東京オリンピックに向けて、株価は上昇に転じます。'16年3月期決算からオリンピック関連の工事にまつわる企業収益が決算に反映され始めるからです。

熊谷 長期的に見て、日本の株式や不動産は'13年に底入れし、上昇トレンドに転じていることは間違いありません。これは5年から7年は続くものです。その間に日経平均株価は2万円を突破して、かつてのバブル期につけた最高値(3万8957円)とまで言わなくても、3万円をつけてもおかしくありませんよ。

植木 そういった上昇トレンドのなかで注目すべき銘柄は、どれなのか。狙い目は'13年5月に高値をつけた後も値上がりを続けている銘柄です。たとえばソフトバンク。来年の前半には1万円を超えるでしょう。

他にも、富士フイルムホールディングスや住友電工、住友化学なども勢いがあって面白い。

榊原 私も'13年5月の高値以上の価格をつけている銘柄に注目しています。アベノミクスで何でもかんでも上がるわけではありません。5月の高値を抜いた銘柄を分析してみると、業績が良い銘柄ばかりでした。ド素人みたいな意見で恐縮なのですが、結局、業績のいい会社の株は値上がりするということです。

熊谷 株価上昇で個人投資家に勢いが出てきていますから、証券関係の会社は業績アップが期待できます。オンライン証券会社大手のマネックスグループは株式市場が活性化するほど、手数料が入ってきますので、かなりの好業績を期待できますし、株価にもそれが反映されるでしょう。

また、金融関連情報をインターネットなどで提供しているフィスコという会社があります。今の個人投資家の方々はヤフーファイナンスを見ることが多いんですが、フィスコはこのサイトに情報提供しているんですよ。

もちろん手堅いイメージがいいなら、大手銀行や大手証券の株を狙う手もあると思います。

3倍だって夢じゃない!

榊原 私がこの何年もずっと注目しているのが貴金属小売りのツツミと、ホームセンターの島忠で、いずれも地味な銘柄です。業績がどんどん伸びているわけではないが堅実。チャートを見ると近々、値上がりの可能性があります。

ただ、私はもともと2倍、3倍となるような株は狙いに行かず、地味に10~15%の値上がりを取りに行くようにしているんです。これはと思う株は何年も前から調べて買い、売るときも何ヵ月か様子を見て高値で売るようにしています。いぶし銀すぎますかね(笑)。世間一般の投資家は「2~3倍狙いでないとやってられない」という人が結構多いのかもしれませんが。

熊谷 では、私のほうから3倍になる可能性が高いと期待している銘柄を一つ挙げましょう(笑)。富裕層向けに収益不動産を運用するレーサムです。'13年だけで3倍くらいに上昇していますが、これから日本の地価はますます上がっていく。不動産ファンドをはじめ土地にお金が集まってきますので、'14年に3倍になってもおかしくありません。

植木 1株500円前後の中低位株も値動きは結構激しいですね。

榊原 ただ、低位株にはいわゆる「ボロ株」もあり、潰れることもあり得ます。

植木 そういった銘柄は論外として、りそなホールディングスは面白い。最高値は5000円弱でしたが、一時国有化されて、いま株価は510円程度。売買単位は100株なので、5万円程度で購入できます。同社は国から借りている公的資金を返済中ですが、社長は'18年3月までに完済すると言っています。毎期ごとにかなりの利益を上げていて配当も出している。

熊谷 5月に高値をつけて、その後ズルズルと下げてきた建設株がまた動きだす予兆もあります。熊谷組や安藤・間は1株300円前後ですが、要注目です。両社ともトンネル工事に強みを持っていて、公共事業もさることながら、リニア新幹線建設に向けて工事を受注すると見られています。

植木 株価は450円程度ですが、総合重機大手のIHIも意外と上がるかもしれません。その根拠は、時代の変化です。

21世紀に入ってからこのかた、日本は「軽薄短小」を目標にしてきました。携帯電話は小さく軽くなり、テレビも薄くなった。だがこの時代は終わり、今後は再び「重厚長大」の時代になると私は見ています。現に安倍総理が海外に売り込んでいるのもテレビや携帯電話ではなく、鉄道車両や原発などのインフラです。

テレビなどの軽薄短小の製品は中国や韓国との競争に負けているが、重厚長大産業については日本は明治以来100年間、技術を積み上げてきました。中国、韓国、台湾が急成長を遂げたのはこの10年。まだこの分野は日本に一日の長があります。それにつれて、物色される銘柄も重厚長大型産業の株に移っていくので、安値感のあるIHIはいいと思いますね。

熊谷 企業業績の好転に加えて、'14年からNISA(少額投資非課税制度)が始まります。これが個人投資家の呼び水として株式ブームの着火剤になり、'14年は一大「株ブーム」が巻き起こりますよ。

榊原 NISAの導入は、日経平均株価に好影響をもたらすと思います。ただ、非課税枠は年間100万円が上限で、非課税の売買は1回だけ。面倒でなければ活用していいと思いますが、私は使いませんねぇ(笑)。

植木 初めて株を買う人にはいいかもしれませんよ。証券会社に口座を開設する人はNISAを使って試しに売買をしてみればいい。株式投資をしているという実感も味わえるし、購入した株や投資信託100万円分については、売却益や配当に税金がかからない。

売り時は5月に来る

榊原 税金の問題よりも、私が一般の投資家に注意を促したいのは、「売り時」が大事ということです。これから5月に向けて、日経平均株価は高値を目指していきますが、そこで売らないといずれ下がってくる。

植木 ええ、高値になったと喜んでいても意味がありません。売らないと利益にならないのですから。

熊谷 おっしゃるとおりです。相場の過熱感は目を凝らして見ていなければいけません。たとえば、SNS大手のミクシィは'13年11月半ばから12月にかけて株価が8倍になりました。このように短期で暴騰した銘柄は避ける事が重要です。

榊原 業績の裏付けがなく高騰している銘柄は単なるマネーゲームですからね。やはり、業績を見極めなければいけません。その際に企業の決算短信は一つの指標になります。また、好業績を織り込んで株価が高くなっている銘柄は買わないほうが賢明です。

植木 たとえば、トヨタ自動車ですね。円安基調は続いているのに、輸出企業の雄である同社の株価はこのところ横ばいです。アベノミクスのスタート時に3800円だった株価は、すでに6000円を超えています。トヨタ株を持っている人は十分潤ったので、みんな利益確定売りをしているわけです。

榊原 日経平均株価が2万円になればトヨタは8000円になるかもしれません。ただ、それはタイ焼きの尾の部分。アンコの詰まった銘柄は別にあります。

本格的な上昇に転じた当初、日経平均株価は8600円でした。今は1万6000円程度ですから、1・86倍。多くの株がそれくらい上昇していてもおかしくない。だからこそ、株価が'12年11月に比べて1・86倍以下にしか上がっていなくて、業績好調の企業を見つけるチャンスなんです。今回挙がった銘柄を参考にみなさんもチャンスを掴んでください。

くまがい・あきら/22年前から株式投資を始め、テクニカル分析をマスター。「マエストロの株式ボナセーラ」を運営し、銘柄推奨を行う。ヤフーファイナンス「投資の達人」で40連勝

さかきばら・まさゆき/青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。専攻は会計学。「兜町大学教授」の異名を持ち、『現役大学教授が本気で書いた「株式投資の教科書」』など著書多数

うえき・やすお/日興證券(現・SMBC日興証券)にて調査部門、株式本部に所属し、'98年に独立。新聞や雑誌、テレビでの株式解説や講演活動を展開する。ご存じ「兜町の御意見番」




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岩松 正記

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