年金運用の株比率上げ報道 “塩崎厚労相銘柄”に市場が注目 (日刊ゲンダイ2014年10月23日)

年金運用の株比率上げ報道 “塩崎厚労相銘柄”に市場が注目
日刊ゲンダイ2014年10月23日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154309


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閣僚トップの26銘柄を保有する塩崎大臣/(C)日刊ゲンダイ

 株式市場は“塩崎銘柄”の話題で持ち切りだ。17日に新閣僚の資産が公開され、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人=運用資産約127兆円)改革に前向きな塩崎厚労相の保有株も明らかになった。

「株長者大臣」と市場が騒ぐだけあって、保有銘柄数は閣僚トップの26(妻名義含む)、うち自身保有の上場銘柄は23に上る。

「個人投資家はGPIF改革に絡めて、塩崎大臣の保有株に株高期待が持てると考えているようです」(市場関係者)

 塩崎大臣は武田薬品やパナソニック、デンソー、新日鉄住金、ブリヂストンなど優良株を大量に持っている。21日終値ベースの資産価値は合計6415万円(別表参照)。安倍政権がスタートした12年12月26日と比較すると、1800万円近くも資産価値は増加している。日経平均が1万6374円の年初来高値をつけた9月25日時点の資産価値は現在より約600万円多い7200万円ほどだった。ちなみに配当金(13年度ベース)も144万円(課税前)ある。

 塩崎大臣の母方の祖父は、昭和20年に証券会社を興した人物。保有株のほとんどは相続されたものらしいが、株式相場が活気づけば資産額は自然とハネ上がる。

「厚労大臣になってからは、GPIF改革に関する発言を控えていますが、株高政策に熱心だと疑われても仕方のない保有株の多さです」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 塩崎大臣本人はかなりナーバスになっていて、「(GPIFの)運用方針を決めるのは運用委員会」などと発言しているが、GPIFの所管省庁は厚労省。市場は「塩崎厚労相=GPIF改革」と思い込む。

「GPIFのポートフォリオ(構成比率)見直しが議論される時期に、あえて株長者を厚労大臣に指名する必要があったのか」(市場関係者)

 近ごろでは「GPIFは日本株比率を12%から20%台半ばまで高める」という臆測が流れ始めた。

「株価対策として政府筋が口先介入したのでしょう。GPIF周辺は思惑だらけです」(株式アナリストの黒岩泰氏)

“塩崎銘柄”と騒がれて、最も儲かるのは塩崎大臣本人かもしれない。この利害関係にキナ臭さを感じる人も多い。

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