【株式フジ】 「不動産株」に次の追い風 さらなる上昇ステージ突入

【株式フジ】「不動産株」に次の追い風 さらなる上昇ステージ突入
ZAKZAK2014.11.14

http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20141114/inv1411141140001-n1.htm

 日銀追加金融緩和の効果もここまでかと思われた瞬間、次の追い風が株式市場に吹いてきました。その名は「消費増税延期風」です。加えて「衆院解散総選挙風」も第二の追い風となっています。

 ここまで安倍首相自身がそれに言及したことはないものの、あちこちで報道されているところをみるとそれが与党内の既定路線になっているのだと思われます。

 もちろん急転直下「消費増税実施」となればネガティブサプライズになりますが、それを懸念するよりも、まずは足元の株式市場の流れに乗っていくのが投資家の仕事だと思います。

 本来、衆院解散ともなると事実上の政治空白期間が生まれることから株式市場では懸念材料となることが多いですが、今回については「どのみち与党勝利」で「株式市場に優しい安倍政権が継続する」との見方が投資家の間に支配的で株価の支援材料になっています。

 多くの銘柄が上昇していますが、その中でも際立った動きをみせているのは「不動産株」です。今年初に急落→他セクターに比べいまひとつのパフォーマンス→秋にまた急落の動きをしていたセクターですが、日銀追加緩和による急反発(不動産セクターは低金利の恩恵を受けるとされます)の勢いをそのままに、さらなる上昇ステージに入ったようです。

 不動産セクターの中心銘柄は「三井不動産(8801)」「三菱地所(8802)」「住友不動産(8830)」の大手不動産株ですが、いずれも最低単位に投資するだけで300万円ほどの資金が必要になる「やや敷居が高い銘柄」です。不動産株を狙う場合はやはりそれらの銘柄が中心になることを念頭に置きつつも、ここではもう少し手掛けやすい不動産株を紹介してきます。

 まずは「東京建物(8804)」です。マンション販売とビル賃貸が主力、旧安田財閥の流れをくむ不動産会社です。2013年12月30日の高値は1173円ですが、直近の株価は(かなり上昇したといっても)1000円近辺です。日経平均株価が同時期のそれ(1万6300円近辺)よりも約1000円高いことを考えると、いかにこの銘柄が出遅れているかがわかります。

 このほかではビル再生事業の「サンフロンティア不動産(8934)」の動きにも注目しています。不動産株活況時に目立った値上がりをすることが多い銘柄です。今回も“一発高”があるかもしれません。昨年末の高値からはまだ2割近く安い水準に位置しています。 

(株式ジャーナリスト・天海源一郎)

参考銘柄
三井不動産(8801)
三菱地所(8802)
住友不動産(8830)

推奨銘柄
東京建物(8804)
サンフロンティア不動産(8934)