【西村剛の勝負銘柄】 「アクリーティブ」に注目 ドンキホーテの業務フロー短縮化

【西村剛の勝負銘柄】「アクリーティブ」に注目 ドンキホーテの業務フロー短縮化
2014.11.19

http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20141119/inv1411191140001-n1.htm

 日銀の追加金融緩和決定以降、日本株は大きく上昇し、終値ベースで1万7500円を超えました。しかし、17日、GDP速報値が2期連続のマイナス成長と発表されると、利益確定売りが大きく出て、日経平均株価は500円超も急落し、1万7000円を割り込みました。

 また、直近日本株市場全体が大きく上昇したことで短期的な過熱感が漂っています。GDPのマイナス成長をきっかけに、さまざまな銘柄が利益確定売りに押されて一時的に調整する可能性が高いと考えます。

 こうした局面では、好業績で投資家の注目を集めやすい銘柄に投資するのがいいでしょう。そこで注目するのが『アクリーティブ』(8423)です。同社は、卸・小売業者から買い取った売掛債権を早期に資金化するビジネスを手掛けています。債権買い取り先企業の経理業務の代行サービスも展開。

 ドンキホーテホールディングスの連結子会社で、ドンキホーテに対する売上高が約7割と大半を占めています。同社を「ドンキホーテの取引増加に伴い、業績拡大に期待が持てる銘柄」として注目したい。

 現在、訪日外国人観光客に対する消費税免税の品目が拡大したことで、日用品から家電製品までを取り扱うドンキホーテの販売は好調に推移。商品納入業者との取引も増加したことで、商品取引に伴う経理業務の負担も大きくなっています。同社サービスを利用することで、商品購入時に発生する、膨大な量の伝票処理の負担を大きく削減することができます。

 直近発表された第2四半期決算は、営業収益15億4700万円(前年同期比+8・1%)、営業利益6億7600万円(同+16・9%)、当期純利益6億3800万円(同+3・2%)の増収増益を達成しています。

 主要取引先ドンキホーテの販売が好調に推移したことで、経理業務の代行サービスの需要が高まったことが要因です。今期は、ドンキホーテの販売が好調に推移していることを考慮すると、同社の業績拡大にも期待が持てます。

 ドンキホーテホールディングスのPER(株価収益率)は好調な業績推移から投資家の注目を集め、約27倍台まで買われています。一方で、法人税の支払いを考慮した同社のPERは約12倍台と割安感の感じる水準で放置されている状態です。

 親会社の株価が好調に推移していることや業績が順調に推移していることを考慮すると、同社にも資金が流入する期待が持てます。同社に注目してはいかがでしょうか。 (フェアトレード代表取締役)

 ■西村剛(にしむら・つよし) フェアトレード代表取締役。機関投資家出身で、統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1GPグランドチャンピオン大会で+200・4%、12年大会で+160・1%、13年大会で+157・0%のパフォーマンスを叩き出し、3連覇を達成。証券アナリスト検定会員。

『アクリーティブ』(8423)