【私の相場観】  株高の持続性 植木 靖男  (東京新聞2014年12月10日)

【私の相場観】
株高の持続性 植木 靖男
東京新聞2014年12月10日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/market_outlook/list/CK2014121002000148.html

 全国的に寒波が到来し雪の便りも各地から届く。対照的に株式市場は、熱気を伴って活況をみせている。日経平均株価はリーマンショック前の2007年7月高値の1万8261円が視野に入るほど急騰している。相次ぐ日銀の量的緩和や円安による企業収益拡大の期待に加えて原油安も円安デメリットを縮小させている。一方、需給面も株価を押し上げている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用見直しや日銀の上場投資信託(ETF)買いが株高に拍車をかけている。

 こうした上昇相場はいつまで続くのだろうか。仮に今年5月21日安値からの上昇波動が続いているならば、常識的かつ経験的には上昇の限界を超えているとみたい。従って上昇波動の延長線上にあるとの見方ができる。この場合、極端にいえば明日にでも小天井を打つとしても、不思議でもなんでもない。だが、そうではなく9月~10月にかけての一波乱の後、10月17日安値から新しい上昇波動に入っているとすれば、典型例として03年4月からの上昇波動にみられるように最長、新年3~4月頃まで続く公算もあろう。

 その場合も、その途次、2~3週間の調整は必定だろう。今回にあてはめれば12月中下旬から新春にかけて調整局面を迎えることになろう。そのきっかけは何か。大胆に予測すれば、原油安に伴って産油国経済が後退、ひいては世界経済が冷え込んでしまう。オイルマネーの縮小は世界の株式市場を揺るがす可能性は無視できない。  

(株式評論家)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0