【私の相場観】  戻り見劣りの日本株 吉見 俊彦  (東京新聞2015年2月17日)

【私の相場観】
戻り見劣りの日本株 吉見 俊彦
東京新聞2015年2月17日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/market_outlook/list/CK2015021702000145.html

 日経平均株価は1万8000円台を回復するなど、昨年末の戻り高値を上回る勢いとなって来た。米国の株高と円安が評価されての株高だが、世界主要市場のここ数年の推移から見れば、まだまだ見劣りする戻り方だ。

 主要29カ国の株価で2008年のリーマン・ショック前の高値を上回っているのは9カ国だけだ。リーマン・ショックの震源地だった米国は、量的金融緩和終了という懸念はあるが、世界的カネ余り現象を受け、投機資金の最終逃避場と化し、直近最高値の株価はショック前高値に比べ27%高。ユーロ圏も経済不安はあるが、欧州では最も信頼度の高いドイツは35%高だ。さらに政権交代後の政策が好感され42%高となったインドなどが飛び抜けている。あとは英国、カナダ、デンマーク、スウェーデン、香港、韓国。

 これに対して日本はショック前の高値は1万8261円で、やや安い状態。戻りが極めて厳しいのが財政危機が続くギリシャで93%安。ウクライナ・リスクのロシアで65%安。南欧景気不安のイタリアで53%安。バブル崩壊懸念の中国で45%安。16年五輪控えながらのブラジル33%安など。

 世界の株価は、日米欧の金融緩和が世界経済に与えるプラス面と投機的マイナス面の間で揺れ動いている。日本の場合にはこれにアベノミクスや円安への評価、そして年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や日銀、かんぽ生命による買い増し需要などの要素によって左右されるだろう。 (証券アナリスト)





チャート分析の真実普及版 [ 吉見俊彦 ]
楽天ブックス
売り上手買い上手になるための必勝テクニック TWJ paper backs 吉見俊彦 トランスワール


楽天市場 by チャート分析の真実普及版 [ 吉見俊彦 ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0