「『就活』と日本社会」常見陽平著(NHK出版 1150円+税)

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【格差と資本主義】金融資本主義がもたらした中間層の転落
日刊ゲンダイ2015年5月12日

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「『就活』と日本社会」常見陽平著(NHK出版 1150円+税)


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『「就活」と日本社会 平等幻想を超えて』(NHKブックス) 常見陽平著(NHK出版 1,242円税込)


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「就活」と日本社会 [ 常見陽平 ]
楽天ブックス
平等幻想を超えて NHKブックス 常見陽平 NHK出版発行年月:2015年01月 ページ数:222p


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発売日: 2015年01月
著者/編集: 常見陽平
出版社: NHK出版
サイズ: 全集・双書
ページ数: 222p
ISBNコード: 9784140912270

【内容情報】
偽りの「自由競争」と就活格差の実態!不透明な採用基準と選考プロセス、学歴差別の実態など、日本の「就活」の論点をデータ・ファクトから再検証、「平等幻想」からの解放を説く。

【目次】
序章 日本の「就活」をどう捉えるか
第1章 「新卒一括採用」の特徴
新卒一括採用の市場規模
日本の新卒一括採用の特徴 ほか
第2章 採用基準はなぜ不透明になるのか
なぜ「お祈りメール」は不明確なのか
選考基準の説明待望論 ほか
第3章 「新卒一括採用」の選抜システム
学歴差別はあるのか
大企業の選抜モデル ほか
第4章 「就活」の平等幻想を超えて
これから、就活はどうなるか
平等幻想と日本社会

【著者情報】
常見陽平(ツネミヨウヘイ)
1974年、北海道生まれ。一橋大学商学部卒業後、リクルート、玩具メーカー、コンサルティング会社を経てフリーに。評論家、人材コンサルタント。雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演活動を続ける。2014年、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了

 日本独自の制度といわれる「新卒一括採用」。職務経験もない若者を在学中に選考。それも大企業を中心にほぼ同時期に行われ、採用条件もあいまい。また有名校偏重主義も有名だ。しかし、本書によると実は大手1部上場企業でも学校の偏りは限定的。就活時期が繰り下げになってもインターンシップの拡大などでむしろ就活が早期化・長期化するという逆説も見られるのだ。

 就活における大学間格差の「常識」を疑う本書。フリーの人材コンサルタントが一橋大の社会人院生として書き上げた修士論文が基になっている。